
エクセルで複数のセルに同じ数値を簡単に打ち込むやり方はないのかな?
日付やすぐ上のデータを効率よく入力するにはどうしたらいいのかな?
煩わしい作業をすぐ終わらせたいな。
上記のような悩み、エクセル を使ってる人ならよくありますよね。
表へのデータ入力の時、同じ人の名前や日付、数字など5-6カ箇所に同じ値を入力するのが面倒に感じることはあると思います。
この記事ではそのような悩みを解決できるものとなっています。
このブログで紹介する「入力に関するショートカットを徹底解説」通りに行えば誰でも面倒な入力作業とはさよならです。
なぜなら、実際の手順をエクセルの画像とともにわかりやすく解説しているからです。
この記事では、たくさんのセルに同じデータを入力する方法、すぐ上のセルを複製するやり方、日付と日時を打ち込むするやり方、などを具体的な例を画像とともに解説します。
ブログを読み終えれば、入力に関するはショートカットは習得でき、無駄な時間を省けます。
ショートカットとは何?
初めにショートカットとは何かの簡単な説明です。今回の記事で使用するショートカットとは、「キーボードショートカット、またはショートカットキー」のことです。アプリやファイルを呼び出す「ショートカットアイコン」とは別物です。
ショートカットキー
特定の動作をマウスを使わずにキーボードキーの組み合わせでコンピューターに指示を出すこと
具体例:「Ctrl」と「P」印刷する
別名:キーボードショートカット
ショートカットアイコン
日常でよく使うファイルやアプリケーションのアイコンを作成し、すぐに使えるようにデスクトップに配置すること。
具体例:エクセルのショートカットアイコンをデスクトップに作成すること。
たくさんのセルに同じデータを簡単に入力する方法の手順。
ショートカットの意味がわかったところで、初めに「たくさんのセルに同じデータを入力する」手順を掲載します。手順のみです、あとで画像とともに解説します。
手順
- データを入力する範囲を選択する。
- 選択したままデータを打ち込みます。(エンターで確定しない)
- 「コントロール」と「エンター」をクリック。
- 完了。
具体例:画像とともに解説。
それではここから具体例とともに画像を載せて解説します。今回は下記の画像を使います。

ある家電量販店の売り上げを表にしました。でも6月がまだ入力されていません。ここではその空白のセル全てに「1,000」をインプットします。
1.データをインプットする範囲を選びます。
まずはインプットする範囲を数カ所選びます。今回は6月の「パソコン、液晶テレビ、掃除機」のセルです。マウスでドラッグしてえらんでもいいですが、キーボードで選ぶのにも慣れましょう。「Shift」を押しながら矢印KEYです。

2.選んだままデータを入力する。(「エンター」で確定しない)

ここ非常に大切です。「1000」とインプットしますが、まだ確定してはいけません。ここで確定しても3つのセルには入力できません。アクティブセルが下に移動してしまいます。
3.「コントロール」と「エンター」を押す。
確定する「エンター」と一緒に「コントロール」KEYも一緒に押します。(ちなみにマックでは「Command」+「Return」KEYでもできます。)
4.完了。

これで選択範囲全てに同じ値が入力されます。
たくさんのセルに打ち込む(バラバラに選んだ場合)
上記では一列の複数セルの場合ですが、バラバラ(飛び飛び)に選んだセルにも使えます。
例えば、「A1」、「B2」、「C3」,「A4」セルを選択して同データを入力する場合などです。飛び飛びに選択するにはコントロールを押しながらマウスでクリックします。その後、最後のセルにデータを入力して確定するときに「Ctrl」+「エンター」を押します。


この技の出番は非常に多いです。これを覚えるだけで、仕事定時で帰れます。ほんとに!
すぐ上のセルを複製する
次に、一度入力したデータをすぐに再度入力したい時に役立つます。つまり、「エンター」で確定後アクティブセルが下に移動したときにまた同じデータを打ち込まなくてはいけないと気づいたときに使います。
上のセルを複製する
・「Ctrl」と「D」キー
具体例
具体例として2つ紹介します。
1つのセルをコピーする
下の画像で説明します。

すでにB4セルに「愛知県」と入力されています。その下のセルにも「愛知県」と表示したいのですが、また打ち込むのは面倒です。そこで先ほど紹介した「Ctrl」と「D」を押します。わざわざ再入力しなくても同じように入力できます。

下方向の複製ですので、一度「愛知県」と打ち込み「エンター」で確定して再度「エンター」を押せば自動で下のセルがアクティブセルに変わります。マウスを使わなくてもいいので便利です。
複数のセルをコピーする
こちらはたくさんのセルでも可能です。下の画像では「東京都、大阪府、愛知県」と入力されています。

この3つのデータを同時に複製するには、複製したいセル3つを選択します。繰り返しになりますがマウスでも構いませんし、「Shift」と「矢印」でも選択できます。選択後に、ショートカットキーを押せば複数のセルを複製できます。

日付と日時を簡単に入力する
資料を作成している時に日時を打ち込まなければいけない時に役立ちます。使いどころが満載です。
日時のショートカットキー
日付:「コントロール」と「 ; 」(セミコロン)
時間:「コントロール」と「Shift」+「 ; 」(セミコロン)
具体例
1.日付を打ち込むセルを選ぶ。
2.「コントロール」と「 ; 」(セミコロン)キーを押す。

コントロールキーとセミコロンを押すだけです。セミコロンはキーボード右側の「れ」のキーになります。
次に時間の場合です。
1.時間を入力したいセルを選ぶ。
2.「コントロール」と「Shift」と「 ; 」(セミコロン)キーを押す。
キーボード環境により「コントロール」と「 : 」(コロン)の場合もあります。

ちなみにマックですと、「Command」と「 : 」(コロン)になります。
プルダウンリストから入力するショートカット
こちらはショートカットキーと言うよりも、エクセルの機能の1つになります。大きくひっくるめて説明します。
紹介する前に、「オートコンプリートの機能」を理解しましょう。
オートコンプリートの機能
文字の読みを何文字か入力すると、同じ列にある読みが一致するもじが入力候補として自動的に表示される機能。
例外:数値、日付、時刻
例えば、東京都と入力した下のセルに「東京都」の頭文字「と」を打ち込めば、「東京都」が表示されるということです。

この機能が前提となって、エクセルでは同じ列ですでに入力済みの文字をプルダウンリストから選択できるようになっています。
同じデータをプルダウンリストから入力する
オートコンプリート機能がわかったところで、本題です。
リストから入力
・「Alt」と「↓」KEY
こちらでで呼び出せるデータはあくまで同じ列に打ち込み済みのデータに限ります。また、オートコンプリートの機能の例外にも書きましたが、「数値、日付、時刻」はできません。
具体例
それでは具体例を画像と共に解説していきます。下記の画像を使用します。

曜日別の担当者を表にしたものです。金曜日からはまだ入力されていません。
金曜日の欄に再度「坂口」を入力するには、また手入力で打ち込まなくても「Alt」と「↓」KEYを押せばすでに同じ列に入力されているためプルダウンリストが表示できます。

この状態のままマウスでも「↓」キーでも選択して入力できます。
プルダウンリストを開示する他のやり方
プルダウンリストを開示する方法ですが、マウスの右クリックの「ドロップダウンリストから選ぶ」こともできます。

キーボードで作業中でしたらショートカットキーの方が便利でしょう。
エクセルの日付やプルダウンの入力に関するショートカットを徹底解説のまとめ。
以上がインプットに関するショートカットキーでした。何度も復習して身につけてください。
複数のセルに同じデータを簡単に入力するには、「コントロール」と「エンター」。
上のセルを複製するには、「コントロール」と「D」です。
日付と日時には
日付:「コントロール」と「 ; 」(セミコロン)
時間:「コントロール」と「Shift」+「 ; 」(セミコロン)
リストからの入力は「Alt」と「↓」。
たいした数ではありませんが、Excelでインプットに関するショートカットキーで悩むことは少なくなります。めんどくさい入力業務ともおさらばです。
前回の記事「エクセルの使い方!基本編 これだけは覚えたい 文字やセルに色付けする方法」はこちらから。