
エクセルを使っているとワークシートの数が多くなって、見分けがつかないな。
何かいい方法はないかな?
今回はこんな疑問に答えます。
エクセルを毎日使う方などはシートの数が多くなって、目的のシートを探すのが大変だ、という思いをされることは多いと思います。
この記事で紹介する『ワークシートの見出しをわかりやすく表示する簡単な方法」通りに行えば誰でも簡単に解決できます。
なぜなら、実際の方法をエクセルの画像と共にわかりやすく解説しているからです。
この記事では、ワークシートについて簡単に解説し、その後に分かりやすく表示する方法を画像と共に解説します。
記事を読み終えれば、エクセルでワークシートを分かりやすく表示する方法は習得でき、エクセルの基本が身につきます。
ワークシートとは何?
最初に基本となるワークシートについて理解しましょう。
ワークシートとは
データの入力や編集を行うための升目状の作業スペースのこと。
格子状に分割されたセルによって構成される。縦並びの列と横並びの行で構成された縦横の広がりがワークシートを構成している。
たくさんのワークシートを束ねたものをブックと呼ぶ。
初期設定ではワークシートの数は、Excel2013年以降のものは1枚、以前は3枚となっています。
これは設定で変更できます。
リボンの<ファイル>タブをクリックして「ホーム」を表示させます、一番下の「オプション」をクリックすると「Excelのオプション」ダイアログボックスが表示されます。


「全般」の「新しいブックの作成時」の「ブックシートの数」から好きな数字を選択します。最後に「OK」を押せば設定できます。
最大で255シートまで増やせます。

シートの見出しを分かりやすく表示する方法
シートの管理の仕方は4つに分かれます。
ワークシートの管理
- ワークシートに名前をつける
- ワークシートに色を付ける
- 隠れたシート見出しを選択する
- 非表示にされたワークシートを表示する
1.シートに名前をつける方法
1つ目はシートに名前を付けて管理する方法です。
方法は2つあります。
名前を付ける
- 見出しの上で右クリックして「名前の変更」から
- 見出しをダブルクリックから
初めにシートの見出しの上でマウスで右クリックします。
表示されたリストから「名前の変更」を選択します。

シート見出しの文字全体が選択されて入力できるようになります。

この状態の時に、文字列内をクリックしてカーソルを表示し、矢印キーを使用して変更したい位置にカーソルを移動して、文字を追加したり変更したりすることができます。
文字列の先頭にカーソルを移動したいときは「Home」キー、末尾に移動したいときは「End」キーを押せば可能です。
全ての文字を変更するときは、「BackSpace」キーや「Delete」キーを押して全ての文字を削除してから入力するといいです。
今回は、「1月」に変更しました。

右クリックしなくても見出しを「ダブルクリック」でも編集状態にできます。

ワークシートの見出しで使用できない文字
ワークシートの見出しには使用できないものがあります。
キーボードで入力しようとしてもできません。
使用できない文字
- 「:」コロン
- 「 / 」スラッシュ
- 「 ? 」疑問符
- 「 * 」アスタリスク
- 「 [ 」半角のカッコ(左側)
- 「 ] 」半角のカッコ(右側)
2.シート見出しに色をつける方法
次に、シート見出しに色を設定して見分けやすくします。
先ほどと同じようにシートの上で右クリックします。

「シート見出しの色」から好きな色を選択します。今回は赤にします。

見出しに色がついて見分けがつきやすくなります。
3.隠れたシート見出し選択する方法
ワークシートの枚数が増えてくると、右側のシート見出しは隠れてしまいます。
この隠れたシート見出しを選択したい場合は,スクロールバーの表示領域を右に移動し狭くして、隠れたシート見出しを表示します。

もしくは、シート見出しの左側にある「◀︎」か「▶︎」のボタンをクリックすれば、シート見出しを移動できます。

もっと簡単な方法もあります。見出しを一覧で表示することも可能です。
先ほどの「◀︎」か「▶︎」のボタンの上でマウスで右クリックすると「シートの選択」ダイアログボックスが表示され、一覧表示できます。

4.非表示にされたシート見出しを表示する方法
エクセルでは特定のワークシートを非表示にすることもできます。
全く見えなくなるため、選択する方法は一時的になくなります。
このようなシートを表示するには、<ホーム>タブの「書式」から、「非表示/再表示」の「シートの再表示」をクリックします。

これで「再表示」のダイアログボックスが表示されますので、表示するシートを選んで「OK」を押せば再表示されます。

ワークシートを切り替える簡単な便利技
ワークシートの見出し表示する方法はお分かり頂けたと思います。ここからはワークシートの切り替えを簡単に行う方法を紹介します。
ワークシートが複数あるときはショートカットキーを使用した方が効率的です。
シートの切り替え
- 「Ctrl」+「PageDown」:右方向
- 「Ctrl」;「PageUp」:左方向
具体例
実際の具体例で解説します。
「Ctrl」+「PageDown」:右方向
1つ目がこちら、「Ctrl」+「PageDown」で右方向に移動します。
例えば、sheet1がアクティブの時に押せばsheeet2がアクティブになります。もう一度押せばsheet3がアクティブになります。アクティブのsheetの1つ右側が有効になるということです。
「Ctrl」+「PageUp」:左方向
こちらは先ほどとは全く逆になります。「Ctrl」+「PageUp」で左方向に移動します。
アクティブのsheetの1つ左側が有効にあるということです。

まとめ
以上がエクセルでワークシートの見出しを分かりやすく表示する方法でした。復習します。
ワークシートの見出しを管理する方法は4つです。
ワークシートの管理
- ワークシートに名前をつける
- ワークシートに色を付ける
- 隠れたシート見出しを選択する
- 非表示にされたワークシートを表示する
これだけ覚えればもうエクセルのワークシートの管理で悩むことはありません。
徐々にステップアップしてください。